車を長く安全に乗るための失敗しない中古車選び(契約編)

失敗しない中古車選びという事で、また前回のおさらいですが、

選択して検索して下見して、そこで気に入った車が見つかれば、いよいよ契約になります。

そこで、今回は、契約するときの注意点をお話ししたいと思います。

契約するに当たっての5つの注意点

契約する前、契約の手続き中に知っておいた方が良いポイントをお話しします。

その1.見積もり

下見をして、気に入った車であれば、その場で見積もりが出る場合もありますし、後日見積書がメールや郵便で送られることもあります。

その見積書のないようですが、大きく分けて、

・車輌本体価格
・諸費用(法定費用)
・諸費用(販売店手数料)

とあります。

法定費用は国が定めたものになるので、どのお店でも同じですが、販売店手数料は店舗によって違います。

注意しなければいけないのは、販売店手数料で、車両本体価格が安い分、この手数料を過剰に上乗せしているお店があることです。

車両本体価格と、支払い総額の差を見て適正価格を知っておく事で、販売店手数料が過剰に取られていないか、判断できます。

支払い総額-車両本体価格-法定費用=販売店手数料です。

法定費用はこちらで車種ごとに検索できるので調べてみてください。

車検と車の手続き案内センター

その2.契約手続き

見積もりに納得できたら、次にいよいよ契約です。

契約書はお店側が準備します。まれに、車検証と内容が違ったり、金額が間違っている場合があるので、しっかり確認しましょう!

良くあるのが、自動車税で年度の途中で購入するのに、1年分取られている事があります。わざとやっているケースもあるので、金額の項目は一つ一つ確認していきましょう。

後は、契約書の裏面に特約事項が事細かく書いてあります。

細かくて読むのがめんどくさいかもしれませんが、のちのちトラブルにならないためにも、一度は目を通しておきましょう。

他にも、オプションをサービスでつけますとか、部品交換しておきますと言ったことは、口約束ではなく、しっかり書面に残してもらいましょう!

口約束では、忘れてしまって、そんな事言った覚えはないと、トラブルになりかねないので、細かい人だと思われるかもしれませんが、契約書に追記してもらえば、後のトラブルを回避できます。

その3.必要書類の作成

中古車を購入する際に必要な書類は以下になります。

・実印(事前に準備)
・印鑑証明書(事前に準備)
・車検証(販売店から受け取る)
・委任状(契約時に記入)
・車庫証明書(販売店委託か、自分で取ることも可能)
・住民票(軽自動車の購入者のみ)

事前に準備しておいたほうがいい物は前もって準備しておくとスムーズに進みます。

軽自動車を購入する場合は、印鑑証明と車庫証明はいりません。

車庫証明や中古車の場合、以前の持ち主との名義変更が必要になります。

この2つの書類は自身で取る事ができ、代行費用を削減する事ができます。

車庫証明に関しては、遠方で購入した場合、ご自身で取ってくださいと言われる場合があるので、取り方も覚えておくといいでしょう。

その4.任意保険の加入

中古車で任意保険に入っている人の割合は7割です。
しかし、大きな事故をしてしまった場合、任意保険に入っていないと、数千万から億単位の支払いになる事もあります。

自賠責保険では、支払えない額なので、任意保険は必ず入る事をオススメします。

面倒であれば車屋さんで提携している保険もあるので、同時に手続きしましょう。

今では、ネットの自動車保険に加入すれば、かなり安い金額で入れるので、自身で手続きが面倒でない方はそちらで調べると節約になります。

その5.支払い方法

支払い方法にもいろいろあり、以下の方法があります。

・現金一括払いによる振り込み
・中古車ローンの申し込み
・クレジットカードでの支払い
・中古車販売店の自社ローンを利用(審査が通らないという方向け)

中古車ローンには、お店側が提携しているローン会社と、自身で契約する、銀行やJAなどのマイカーローンがあります。

銀行やJAの方が金利が安く、2〜3%と月々の支払いが安くすみます。

しかし、審査は厳しく、年収が低い場合や、借り入れが多い場合は通りません。
また、審査の時間もかかるので、販売店によっては、銀行のローンは使えないお店もあるので、確認しましょう。

銀行やJAの審査が通るのであれば、そちらの方がお得なので、販売店に断られた場合もなんとか使えないか交渉してみましょう。

後は、ローンの審査が通らないという方向けに、中古車屋さんへの直接のローンをしている所があります。

これは、金利は取られませんが、保証料がかかります。
販売店によって様々なので相談してみましょう。

ローンが通らない方には、ブラックリストにのっている人はもちろんですが、お年寄りの方で、クレジットカードを作った事がない人も通らないという事があります。

ローンを組みたい場合、いろんな方法があるので、販売店さんにどんな方法があるか聞いて、自身に合った方法を見つけましょう!

まとめ

契約書にサインする前に、この5つの項目を確認してください
1.見積もり
2.契約手続き
3.必要書類の作成
4.任意保険の加入
5.支払い方法

めんどくさい段階ですが、それぞれ、慎重に行う事で、購入後のトラブルのリスクを回避できるので、是非確認してください!

次回は、納車についての注意点をお話ししたいと思います。

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